Honaunau Farm Community
Presentation Video
リジェネラティブ・リビング モデル
海 大地 地球(ガイア)との関係を 思い出していける場所
レイナとスティーブがこのプロジェクトの
VISIONを表現しているムービーを
そのまま文字におこしたものです
もう何年ものあいだ
わたしにとって 陸にいるよりも 海にいるほうが
ずっと自然で 自分のおうち HOMEにいるみたいだった
海の中ではじめて コミュニティの一員である感覚
そして すべてとの一体感をあじわった
地球 (ガイア)は
私たちのHOME(家)であるだけでなく
私たちの大きなからだ
水の中にいるとき 私はそう感じる
意識がひろがって
おおいなるすべてと 溶け込んで
HOME に還るような感覚
私にとって HOME とは
愛 思いあうこと 与えあうこと
それと みんなのHOME
地球を大切にすること
私たちのライフスタイルと食生活が
人間以外のファミリー(動物 植物たち)の住まいを
破壊し続けている中
私たちは
この地球でのあたらしいライフスタイルを
どんなふうに 想像していけるだろう?
地球(ガイア)と私たちの関係を
取り戻していく生き方
・・・・・・・・
14歳の時 深い鬱をきっかけに 私の旅は始まった
ほんとうの人間になるってどういうことなのか
それをずうっと探求し続けた自分にとって
ハワイの水はサンクチュアリのようだった
最近 海から 声がきこえてくる
旅の続きは
ふたたび大地とつながることに 答えがある
Leina
私はリジェネラティブ(再生的)で
サスティナブル(持続可能)な農業を営んできました
この10年間 新しいモデルを形にしたいという思いで
このファームを育ててきました
私たちがここでしていることは
ほとんどが 次の世代のためのものです
このような未来を見通したプロジェクトは
植樹のように 結果が出るのが 次の世代になるかもしれない
この活動が これから生まれてくる 新しいモデルの
インスピレーションになっていくことを願っています
希望を与えるかたちを 常に表現していきたい
それが私のビジョンです
私たちは 世界や地球 私たちが生み出したシステムについて
多くの問題に直面しています
これから世の中に広がっていく 希望となるシステムは
自然と食べ物と 密接に関わりあうことで
生まれると考えています
私自身が希望を持ち続けるためでもあり
それは次の世代にも引き継がれるのです
ネイティブアメリカン達はこう伝えています
7世代先を見据えた行動と 資源の使い方をしなさいと。
そんな考え方を 思い出す必要があると思うのです
パーマカルチャーでも このファームでも
7世代先のことまで考えています
Steve
17年前 スティーブたちが 初めてここを訪れた時
7.5エイカー(9000坪)の広さのこの農園は
マカダミアナッツのプランテーション
(商業的な単一栽培の農園)でした
彼らの手によって
豊かな多様性の土地になりました
たくさんの種類の果樹と畑が
ファーム全体に広がっていて
150本以上のマカダミアナッツの木は
そのまま残されています
Leina
このファームはもともと
エコビレッジ的なコミュニティでの経験がある友人2人と
2007年に購入しました
新しいコミュニティを創りたいと考えていたのです
再生農業のほかに
子どもたちが自然と触れて学べる空間が
もともとビジョンとしてありました
パートナーのひとりには
当時3歳の子どもがいたので
意識的に生きること Conscious Living とは
どういうことか
私たちは 大地の再生とともに
自分の意識の成長にコミットしていくことに
大きな喜びを感じていました
創造的なエネルギーに満ちあふれていて
自分たちで食べ物を育て コミュニティでわかちあい
アイディアをわかちあう
『意識的に生きること』について
アイディアをわかちあい それを実現することが
私達のビジョンのひとつでした
それらはすべて インスピレーションであり
ファームの目的となるものでした
植物達とかかわることは 大きなパワーを受け取ります
栄養的に豊かな食べ物 野菜
オーガニック食品をつくることは
大地の健康につながり
地球の健康へとつながっていくのです
すべてがひとつになって 調和を奏でていく
そのビジョンは 私の大きな原動力であり 私を満たしてくれます
私は フンボルト州立大学で 自然資源計画を専攻し
生態学 土壌学 化学 植物学を 深く探求しました
それは 素晴らしい4年間の体験でした
そしてまず初めに アメリカ以外での生活が
どんなものか知りたいと 強く思ったんです
このアメリカでの暮らしは
世界中の他の国々と比べ とてもユニークです
私は農村のようなライフスタイルを
体験してみたいと思っていました
アフリカは 特に行きたかった場所で
ピースコープス(米国政府に支援された民間組織の平和部隊) に入隊し
西アフリカで4年を過ごし
自分が望む世界を 実現するために必要な
たくさんの知識と経験を身につけました
2年半の間 草葺き屋根の泥でできた小屋に住み
自分で水を汲む暮らしでした
それ自体が大きな学びでした
「サスティナブル」はずっと流行語として使われていますが
それ以上のことを考える必要があると感じています
ずっと搾取し続けてきた 今の現状では
生態系保護や農業に関わる人達は 持続可能であるだけでは
明らかに手遅れだと 気がつき始めています
リジェネラティブな農業(再生農業)は
大地から与えられる物 以上のものを
大地に還元するという考え方です
ペイフォワード(先に与える)のサイクルで
驚くほどの 豊かさを生み出していけるのです
"ギフトエコノミー" は 素晴らしい例で
豊かさをわかちあう行動や 思いも
リジェネラティブな在り方のひとつです
人生のすべてに言えることです
再生農業で土を豊かにし
コミュニティを創造することは
この土地でネイティブハワイアンが成し遂げてきたことに
敬意を払うことにもなります
このファームは 個人が土地を所有するという
今までの考え方とは違ったモデルを提案する
チャンスだとも思っています
コミュニティとして 生活することはその一部です
個人が土地を所有するという形から
新しいモデルへ移行できるまでに
色々なチャレンジがあると思いますが
私はここにはすでに
その可能性が存在していると感じています
Steve
この農園と スティーブのビジョンは
私のビジョンとも ぴったりと共鳴していて
ともに歩みたいと思いました
この農場からは
ケアラケクア湾とホナウアウ湾が見渡せる
何百時間もの時間 潜ったこの海は
10代と20代前半の頃 私をやさしく育んでくれた
私が自由に遊べるサンクチュアリだった
このファームが この神聖なエリア近くに位置することは
私にとっては とても意味があることだった
海の健康は 大地の健康とつながっていて
農業の手法は 海の生態系に影響を与えている
ファームは 大地と海のつながりを思い出していく
最高の場所だと思います
Leina
ファームのビジョンがどんなものか?
パートナーと共に実現したいことについてお話したいと思います
今のファームに滞在できるゲストの数は限られていて
リトリートを受け入れるほどのキャパシティはありません
ファームの目的は ひとりひとりの成長
そして コミュニティとしての成長を大切にする
そして 地球との関係を 思い出していける場所としての
モデルになることです
さらにそれを発展させ 変化を生み出す人たちが集う
多文化 多言語の国際的なハブとして
成長させたいと思っています
そのためには ファームにある
建物のリフォームや増築が必要です
ファームの中心となり コミュニティのコアとなる
メンバーのための家のリフォームや増築
たくさんの人が集まれる リトリートのスペース
例えば 瞑想 子ども向けのプログラム
ヨガ ダンス コンフェランス 会議 など
また リトリート参加者のための宿泊施設
バリや日本建築にインスパイアされた
シンプルでエレガントなスペースをイメージしています
今あるメインの建物をリフォームして
ファームのオハナ (ハワイ語で家族)
未来のパートナーとなるたちが
滞在できるスペースに変えていく
そこには ヨーロッパ 日本 アメリカからの
講師も 長期滞在が可能になって
様々なプログラムを提供することができるようになります
パーマカルチャーのクラスはもちろん
フリーダイビング ウォーターリラクゼーション
ジャパニーズヴィーガン料理のクラスなど
近くの海で行なうフリーダイビングや
ウォーター・セラピーのプログラムを充実するためのプール
「ウォーター・テンプル」を創りたいと思っています
大地に関しては 野菜や果物 薬草の栽培を増やしたり
テラスガーデン(段々畑)を作りたいと思っています
また 排水処理システムを導入し
土地の持続可能なシステムを 改善し続けたいと思っています
環境 生態学的な視点もそうだけれども
大地と海とのつながりを 体感していくことが
私たちの意識の広がりに つながっていくことを感じます
スティーブと私は 次の世代へと
ファームをつないでいく方法を話し合いました
ファームの もともとのビジョンを拡大するだけでなく
ずっと継続できるかたち
大好きなHOME 故郷のように
安心できるサンクチュアリのような空間に
進化させていきたい
新しい生き方のモデル 私たちが望む地球に向かうために
このファームをともに育ててくれる
パートナーを探しています
ここまできいてくださって ありがとうございます
Aloha!